わたしの王子様

 期待をするから多くの場合その結果に絶望するわけで、そもそも期待をしなければよい。
 なーんて、いろいろ考えてみて、わたしが誰かに愛されることなんてあり得ない、ということを出来るだけ合理的に割り切ろうとしても、出来なくて。
 やっぱり愛されたいな、とわたしは心のどこかで願ってしまう。期待しなきゃいいのにね。きっと。