2008-01-01から1年間の記事一覧
出来るだけ前向きに生きようとぼくは試みた。だから、これから自分の身に起きることは、自分でどうにか出来るものだと思ったりもした。自分の振る舞いで、きっとどうにかなるものだと思った。 けれど、実際はそうじゃない。努力しても届かない。ぼくはどうや…
一度で良いから憑かれてみたい。さらさら長髪、美少女の幽霊。
眠い時は決まってソファーで寝てます。起きたときに髪はぼさぼさになってしまって、とても困ってしまうのですけど、ついつい、ふかふかのソファーで横になっていると、寝ちゃうのです。暖房の効いている部屋で、ぽかぽか。あったかいのです。 夢に落ちると、…
だから男って最悪、ってあたしはよく思う。それは、もともと男って本当に馬鹿だって思っているからだし、もちろんそれがすべての男の人に言えるとは限らないけれど、大部分言えることは経験上、たぶん正しい。特に、一番あたしが嫌いなのは実現不可能な理想…
「プルルルルル……ぴ。はいもしもし、あ、相子ー? うん。どしたー? あたしは今ね、晩ご飯の材料買った所だよ。うん。もうちょっとで着くかなー。ん? それはいいんだけど、相子なんか声が震えてるよ。どしたの? 大丈夫? うん、うん、なになに? メリーさ…
「みいっみいっにしてやんよ!」 ちょっと言いづらいな、と感じつつも、テレビでピタゴラスイッチDVDを見ながら、おれはふと考えてみた。ところで、みいっみいっにされるって、何をされるのだろう。……ふむ。 いろいろ考えてみると、なんだか顔がにやけてきた…
「ぼくには何が必要なんだろう」 「それはちょっとした休暇と、少しぬるめのコーヒーだろう」 数年前のぼくはぼくをやつれている、と評価した。ぼくは「そうかな」と考える。 ぼくはいつものようにチョコレートパフェを注文し、数年前のぼくは季節限定の栗の…
だれかだれかだれかだれかだれかと助けてと声を上げてみても、だれもだれもだれもだれもだれも助けてくれない。それがきっと運命。ぼくはいつだって誰かに甘えようとしていた。そんなことしても意味がないのに。 意味がないとわかっていても往々にしてしてし…
おれが昼にまどろんでいたら、相ちゃんとみいちゃん、ふたりの会話がどこからとも無く聞こえてきた。 「えとえと、内緒なのですけど今日の私はいつもとちょっぴり違うのですぅ」 「へえー。何かしたの? オシャレとか?」 「えへへ。えと、その(赤面)。ご…
結局何にも変わってないよ。変わった気になって、頭の中でいくらシミュレートしても、現実では何もできない。本当にどうしようもなくなる。自分が凄く嫌になる。辛い。一生一人ぼっちなのかな。怖い。怖いよ。耐えられないよ。時間が経つにつれ耐えられなく…
真っ白のワンピースを着ているその少女は、目の前の鏡の中でひとり立っていた。ぼくは彼女に恋をした。完全に一目惚れである。ぼくは、とてつもなく驚いた。ああ、なんてことだ。ぼくの中に、こんな感情がまだ残っていただなんて。誰もぼくを救ってはくれな…
何かを得るために何かを失うなんて。考えるだけ、馬鹿げてる。そうやってわたしはずーっと思っていたんだけれど、現実において、そういうことは多々ある。何かを得るために何かを捨てなければならない、そういうこともあるのだ。こんなことを考えていると、…
流行病にわたしはかかってしまって、一人ベッドの中で丸まっていた。あー、もう嫌になっちゃう。明日は遠足だったのに。あーもうあーもう。一般的によく言われる前日の興奮は抑えることが出来なくて、すごくもやもやする。まったく、もう! わたしはうんざり…
ないたら だめって しっていて たえて たえて たえて たえて でもきづいたら ちょっとだけ なみだが でてた ないちゃった ないちゃった なくのは とても ここちが よくて よくて こまっちゃうから だめなの だめなの つよく ならなきゃ いけないから つよく …
お久しぶりですー。山田相子です。 サイト名の短縮と、サイトのリニューアルをいたしましたっ。 デザインも変わったのですけれど、機能面で使いやすくなったり、いろいろ判りやすいようにいたしました(ie 6 さんだと使いづらいのですけれど……ぐすん)。 こ…
禁煙を始めようと思って、フリスク買ったけどうまくない。ピンキーもうまくない。やっぱりおれはたばこが好きだ。
少しずつ教訓をあたしは学んでいく。今日もまた自分の中で教訓が生まれた。
限りあるものに、ぼくらは悲しみをいつだって覚えるものだ。たとえば、かき氷を食べている時。永遠に続くと思われた祝福の時は、冷たさのキーンという頭痛と共にすぐさま消え去っていく。そうやって、ぼくは、ただただ夏の熱い日差しを背に、何もなくなった…
どこかで見たidにぼくは思いを馳せながら、君はどこの誰だったかとパソコンの前で思い出そうとする。そう簡単には思い出せない。 デジャビュ的なものかもしれないから、しっかり考える必要がある。何となく見たことがある、そういうのじゃあ、だめなんだ。ぼ…
雨の日、学校からの帰り道。わたしはいつものように道草をして、田んぼ横の溝の中に葉っぱを投げ込んだ。雨の日だからうねるように水が流れていて、葉っぱは沈んだり浮かんだりしている。 普段歩き慣れた道も、雨の日は水たまりが出来ていたり、視界が悪くて…
プラスチックの悪魔をご存じ? あたしは知らないんだけど、隣に住んでるおじいちゃんがいつもあたしに聞いてくる。 「プラスチックの悪魔って何だ?」 知りません、知りません。なんですか、それ! って言いたくなるんだけど、やっぱりおじいちゃんは大切に…
見えるというのは一般的にあまりよくないことで、なぜかと言うと見たくもない物をうっかり見てしまう、そういうことが往々にして良くあるからだ。 昔、おれがコンタクトレンズを作ろうと思って眼科に行ったときのこと。その眼科に行ったのは、すごく美人のお…
「難儀やね」 上り坂で。ギアチェンジを必死でしながら自転車を走らせている時に、通りすがりのおじいちゃんに言われた。今は3ギアです。なんちゃって!
オマージュとパクリの境界線がわからない。オマージュだと言えば何だって許されると考えるパクリ屋は嫌いだ。
呪文のようにしあわせになりたいとつぶやき続ける少年はあっという間に大人になり、そのまま電柱に頭をぶつけて記憶喪失。目が覚めると病院のベッドの上で。「あなたはずっと眠っていたのよ」と椎名林檎の歌に出てくるような格好のナースはつぶやく。それを…
浮いた話がまったくないから、ぼくは失格らしい。 馬鹿にされて、ぼくは、意味が全くわからなくなった。
朝起きて冷蔵庫を開けると魚肉ソーセージがあったので食べた。一本ではもの足りないから二本目を口にして、あー、ダイエットしなきゃだった、とわたしはもぐもぐしながら、うんざりする。 まず、テレビとパソコンの電源を入れる。次に、一日中つけっぱなしに…
わたしは女子高生を家に連れ込んで。麻婆豆腐を作るように強要した。彼女は道ばたでぼんやり空を眺めていたし、たぶん暇だろうと思ったからだ。もちろん料理を強要したのは、毎日自分で料理していていい加減めんどくさいなー、人にしてもらった方が楽だなー…
生きる上で誰しも天敵というものは存在していて、わたしの場合、やつこそが天敵であると思っている。やつがこの世にいるだけでわたしの心は憎悪で満たされて、普段はその憎悪を押さえようとする理性が瞬間的に万力で押しつぶされる感覚に陥る。そういうわた…
自分の通った道の後ろをついてくるのはよしてくれ。私の歩こうと思っている道の前を先に歩くのはやめて。あなたは私から何もかも奪おうとしているの? 「ファンですから」